未来の「成功」や「失敗」を考えてはいけない。

介護の話

私は成功という言葉があまり好きではありません。失敗という言葉はもっと聞きたくない言葉です。

その人が実践したことを、実践していない者が評価をします。いつも評価をする人は思いやりに欠けた人が多いのも事実です。

仕事で成功している人も、多忙で家庭を失ってしまえば失敗ととらえることも出来る。それは、家庭への思いやりが欠けているのかもしれません。しかし、赤の他人がどうこう言うことではないと思うのです。

成功できるかな、失敗しないかなと未来の心配をするより、大事なのは「今」この瞬間に集中して楽しむということではないでしょうか❓

最近とても,考えさせられたことがありまして・・

草が生い茂るグループホームの裏庭をコンクリートにするかの問題が出ました。

庭づくりの好きなスタッフがコンクリートにすることに躊躇されていました。私は、そのスタッフがいなくなった10年後のことを心配しコンクリートにした方がいいと何気なく言葉を発してしまったのです。

この話を夫にすると、せっかくやる気のあるスタッフが今いるのに、10年後のことを考える必要はないのではないかと助言をもらいました。

確かにそうですよね。草刈りをする大変さを考えて10年後のことを心配するのか、今から庭づくりをして、充実した10年間を送るのか・・

入居者さんは一年後もいるとは限りません。自分だって、明日のことは分かりません。

とにかく「今」目の前にいる人たちを大事にすること、人生とは今ある時間なんだと改めて考えさせられた出来事でした。

「今」という言葉は英語で「プレゼント」といいます。

未来がどうであろうと、神様はみんなに平等に「今」という時間のプレゼントをくださっているのです。

みなさんも、是非今、目の前にいる人を大切にしてくださいね。50歳近くになると、10年間という時間が、お金では買えない最高のプレゼントだと気がつくのです。

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