看護師の転職が難しい理由②

電子カルテと看護師 看護師の話

おはようございます。あいみょんです。
本日もいい天気です。
本日は16時間夜勤ですので、その前にサクサクと書いていきますね。
それでは、前回の続きです。

電子カルテの難しさ

ITの発達はどの業界においても必ず必要となっています。
特に医療分野においては電子カルテは欠かすことの出来ない発達領域です。
私自身、個人病院に勤めていた時には、H23年に紙カルテから電子カルテの導入を行いました。
大病院だとそれ以前には導入されていると思います。その当時は活気的でとにかく電子カルテに慣れるまで、紙カルテと電子カルテを同時使用し大変な1年間を過ごした記憶が残っています。
 ではこの電子カルテで医療従事者はとても便利になったのでしょうか?それにはメリットデメリットがあります。まずメリットはカルテを探す手間が必要ないことです。名前を検索入力すれば、すぐに目的のカルテを探すことが出来ます。紙カルテのように数年経過すれば別の倉庫に収めてしまい、探すのに一苦労することもありません。さらにレントゲン等の画像もフィルムを探すことなく簡単に電子カルテ上で読影することも出来ます。
では、デメリットは何でしょうか?これは看護師が転職する上でとても重要となります。それは、施設により電子カルテの種類が違うということです。私は、病床数100床未満の個人病院で電子カルテを導入時から関わってきました。そのため個人病院では電子カルテの使用がスムーズにいきました。しかし、病床数700床を超える中核病院に転職した時には電子カルテの種類が全く違い、特に病棟では情報収集からカルテ記載にかかる時間が、他の看護師の10倍でした。これがとてもとても苦しいのです。私と一緒に中核病院へ転職した看護師Aさんは、同じ規模の中核病院からの転職であり、電子カルテの種類が前職と全く同じだったのです。このように、中核病院と個人病院、およびクリニックでは扱う電子カルテが異なり、特に中核病院以上の病棟勤務においては転職で大きな負担になるのです。
電子カルテで便利になったようで、転職にとても不利になっている現実があります。転職先で新しく医療や技術を学ぶ時間も必要なのに、電子カルテにかかる時間がどうしても重荷になるのです。
このような現実を、これから転職される方はよく心構えをしておいて欲しいと思います。
もちろん医療分野だけではなく、あらゆる分野でITは発達しています。私がお勧めすることは、転職時に電子カルテの種類は何か操作をどこまで看護師が行うか?是非これは確認していただきたいです。

本日はここまでとします。
また明日続きを書きます。

過去でも未来でもなく今を大事に生きよう

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