看護師の転職が難しい理由③

医師と患者 看護師の話

みなさん、こんにちは。あいみょんです。
本日は夜勤明けです。帰宅後に2時間仮眠しました。いつも夜勤後はこのルーチンで過ごしています。夜勤前後の私なりの工夫も今後お伝え出来たらなと思っています。
それでは、前回からの続きをやっていきましょう!!

大病院と個人施設の違い

看護師が新卒で入社する時に、まずは大きい病院で3年経験しなさいという言葉を聞いたことがありますか?
私が新人の頃は、まさにその通りで石の上にも3年ではないですが、大病院で基礎から学び夜勤を経験することが一人前と言われていました。私自身も新卒後3年間病棟勤務を頑張りました。
今思うと、先輩や師長(当時は婦長と呼んでいましたよね)、同期に恵まれていたこともあり、始めの3年間の経験が私の礎になっています。
 さて、本題の転職に関してですが、大病院個人医院と個人クリニックはまったくの別物と思ってください。
大病院では医師や同僚や配属される診療科が変わり続けます。勤続を続けると管理職にもなったりと自身の取り巻く環境は変わっていきます。自分の意志によって将来が変化する職場だとも思います。一方、個人医院やクリニックでは経営する医師自体が社長となるため、社長の経営方針や人間性が自身の働く環境そのものとなります。この医師の方針や性格に順応できないと個人施設ではまず働き続けるのは難しいです。お金のため、成長のためとはいえ毎日同じ医師と仕事を行い、その医師が社長なのですから、尊敬できる医師かどうかが働く上でとても重要となります。例えると・・夫婦でもそうですが、お互いを見るのではなく同じ方向を見ることが個人施設では私の経験上大切だと思いました。そのため個人施設に転職希望の方は是非、自分自身でそのクリニックに受診してみて下さい。いわゆる覆面捜査ではないですが、百聞は一見に如かずです。結婚相手でもしっかり性格を知ってから結婚しますよね(かなりぶっ飛んですみません・・) 

私は大病院個人施設の両方を経験しているため、お互いのメリットとデメリットが分かります。例えば小さい子供さんがいる場合は、急な休みに対応できる職場がいいですよね。個人クリニックとかだと代わりの人材がいないこともあり、頻回に休むことは難しいことが多いです。私も何回か個人クリニックの求人面接に行きましたが、子供の病気に対応することが難しい様子でした。今の職場が子供や家庭の事情で休みやすい環境であるならば、子供が小さいうちは是非とも続けてほしいなと個人的には思います。

経験のある診療科に特化してしまう

看護師の転職が難しい理由最後はこの課題です。
実はこれ自分の強みにもなるのですが、あまりに特化しすぎると就職先が限られてしまいます。
例えば、新人の頃は何の先入観もなく配属先の診療科を一生懸命勉強し働きましたよね。しかし、看護師の経験を重ねてくると、自分の経験した診療科以外に就職することに奥手になるのです。常に新しい診療科に興味がある看護師もいますが・・OP室、眼科、小児科などは経験がないとなかなか就職する勇気が出ません。裏を返せばOP室や眼科の経験のある人は是非自分の強みにして下さいね。経験のない看護師はまず尻込みしますから・・・
 実際私は整形外科に特化していました。もちろんその他にも精神科や小児科、婦人科、脳外科、救急外来と経験はしています。その中でも1番経験と勉強をしたものが整形外科です。同じ整形外科でも医師や施設によって手順は変わっても、基礎は変わりません。今は看護師はしていませんが、整形外科の症状を聞くとついついアセスメントして診断してしまいます・・・
 内科外科を経験しているかでも違ってきます。特に内科のみしか経験がないと、外科の手術看護に抵抗があることが多いと思います。逆もしかりで、内科の奥深さに勉強をどこまでしていいのか分からなくなったりします。私の経験上では、是非一度は外科を経験してほしいなと思います。それは、外科を学ぶと内科も同時に学ぶことが出来るからです。余談ですが、整形外科はあっても整形内科はないですよね。循環器内科や循環器外科はある。消化器内科や消化器外科もある。整形外科ってリウマチや痛風などの内科的疾患も一緒に勉強するのです。不思議ですよね。

以上、3回に分けて看護師の転職が難しい理由を述べました。
言いたいことが多すぎて支離滅裂となってしまいましたが、私が思っていることを伝えられたと思います。
 人によってライフワークも違うため、それぞれに合う職場で働くことが大事ですが、是非、意味のない仕事はないと思って下さいね。私も今までの経験が無駄ではなくこうしてみなさんにお伝えすることが出来ているので報われていますから。

過去でも未来でもなく今日を充実させましょう

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